小さな幸せ

平凡なママのひとりごと

12歳でなった摂食障害⑤

 

 

 

カロリーの曖昧なものは未だに食べれないものの、自宅安静のおかげか、身体はある程度回復。

 

ただ、病院の先生からは「もっと摂取カロリーを増やさないと、これから先も学校を休まないといけないよ」と言われていました。

 

 

 

次の春から中学生。

 

 

何としてでも学校に行きたい私はほんの少しずつ、食べれるもの、食べれる量を増やしていった。

 

 

ガリガリの手足、カサカサの肌、青ざめた顔。

 

 

今母親になって思う。我が子がこんな姿になったら、毎日気が気じゃないだろう。

 

 

でも当時の私は、自分の骨を触って安心していた。“まだ痩せてる、大丈夫。”って。

 

 

痩せてることが全ての正義だった。

 

 

歪んだ価値観。

 

 

 

まだまだ年齢的にも幼い私だったから、間違った思考になってしまったのも、しょうがないと思う。何よりも苦しくてつらい思いをたくさんしたから、当時の自分を責めようとは思わない。

 

 

 

でも時々思う。この頃に戻れたら「その考えは間違ってるよ」って言ってあげたい。

 

 

 

 

小学校の卒業式にも無事出席でき、春からは毎日中学校に通うようになった。